インプラントを決断する前に

インプラントを決断する前に

皆さんが歯を失って入れ歯を選択せざるを得ない場合
ほとんどの歯科医院は保険適用の入れ歯、ノンクラスプデンチャー、インプラントの選択肢
を患者さんに提示します。

今回はインプラントについてご説明したいと思います。

インプラントの構造は
インプラント体:人工の根
上部構造:被せ物
アバットメント:上部構造(被せ物)とインプラント体を繋ぐ部分で支台部ともいいます
の3つからなります

人工の根を顎の骨に埋入しアバットメント、被せ物を装着していきます。。

ここまではインプラントの簡単な説明でしたがインプラントをしなければなれなくなった理由は何ですか?
歯が抜けたからですよね。

なぜ歯を抜かなければならなくなったのか?先生から説明ありましたか?
歯を失う原因を解明しないとそこにインプラントを埋入してもインプラントがだめになってしまいます。

例えば噛み合わせも歯周病も問題なかったのに不幸にも転倒して歯を失った場合はインプラントを埋入ししてもダメになる確率は低いと思います。

歯が割れてしまった歯周病で骨が痩せて歯がぐらぐらになってしまったことで歯を失ったのならば

なぜ歯が割れたのか
なぜ骨が痩せたのか
質問してみてください。

特に1本歯を失い初めてインプラントをする場合はもしかして噛み合わせに原因があるかもしれません。

不正咬合と呼ばれる嚙み合わせに問題がある病態で

開咬:前歯がかみ合ってない

受け口:下の前歯が上の歯より出ている

過蓋咬合:上の前歯が下の前歯をほぼ覆い被さるように噛んでいる

これらの開咬、受け口、過蓋咬合のケースでは奥歯1本失った場合のインプラントは長持ちしないことが多いです。

そして開咬、受け口、八重歯の方で8020運動(80歳で20本歯を残しましょう運動)の達成者は皆無といわれています。

歯を抜いたらすぐにインプラントをする前に先生と良く相談して場合によってはセカンドオピニオンを行い慎重に決めましょう。

 

 

     

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会