お口の中に意識を向けましょう

お子さんが小さい時から英語を学ばせたり水泳や体操、幼児教育の塾に通わせているご家庭があると思いますが同様にお口の中にも意識を向けた生活をしていただけたらと思います。虫歯にならないように歯磨きだけでなく食習慣に気を付けなければなりません。特に現代の子供は柔らかい食べ物を食べているせいか顎が小さい、お口が大きく開かないお子さんが多いです。

顎が小さい→歯がきれいに並ばない→噛み合わせが悪くなる→噛む力が弱い→顎の骨に付着している筋肉が発達しない

→硬い物を細かく咀嚼できない→脳への血流が減る→ホルモン分泌に影響→成長に影響

と子供の発達に影響する可能性があります。

 

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では親御さんが仕上げ磨きは必ず行い(虫歯予防)甘い食べ物(飲料も含む)は決まった時間に食べる(虫歯予防)なるべく良く噛まないと飲み込めないような食材の工夫(例えば人参は千切りでなくサイコロ状や乱切りに。年齢を考慮して)おやつは果物などにするとよいです。

定期的に歯科医院で虫歯や歯並び、口呼吸になっていないかなどのチェックをしてもらうと良いでしょう。

歯並びが悪く口呼吸になっていると集中力が続きません。風邪をひきやすくなります。姿勢も悪くなり身体のバランスが崩れます。小さいお子さんに限らず人間は口から食事を介して栄養を摂っています。まさに「身体の健康はお口の健康から」です。

 

 

    

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会