ドイツ式入れ歯でない金属のバネが見えない入れ歯を入れている方へ

ドイツ式入れ歯でない金属のバネが見えない入れ歯を入れている方へ

先日、金属のバネが見えない入れ歯を入れたのに支えている歯がだめになってしまったとお困りの患者様がお見えになりました。

実際のお口の中の写真は公開できませんが

このような入れ歯が装着されていました。(ノンクラスプデンチャーといいます。)相談にいらした患者様の場合、支えている歯が奥から4番目、その前隣りの歯は糸切り歯で笑うと見える場所の歯です。入れ歯を支えているご自身の歯に相当の負担がかかり歯が折れてしまい修理もきかない、新しく作っても見た目に問題がでる設計となると歯科医師に言われたそうです。しかも半年前に作ったばかり、、、自由診療で、、、

さらに、「その折れた歯の場所にインプラントをすれば同じ設計の(目立たない)入れ歯が出来ますよ 」と言われたそうです。

インプラントを入れても歯が折れるぐらいの力がまたインプラントにかかってしまいインプラントがだめになると思うのですが、、、インプラント自体が折れる場合もありますしインプラントを支えている骨が力によって溶けてしまうこともあります。 そしてインプラントがぐらついて抜け落ちてしまいます。

当院でお勧めしているドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)はご自身の残っている歯と入れ歯の両方の寿命を延ばすよう設計を考えます。そのために歯型を採り最低1週間お時間を頂き治療計画、設計を歯科技工士とともに検討し立案します。

ノンクラスプデンチャーの入れ歯は自由診療ですので70~80万かかるようです。今回お話した例のように何回も抜歯→新しく作り直すを繰り返すのです。そしてインプラントを勧められてそのたびに費用も時間も費やします。

ドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)は初期投資としてのお金と時間はかかりますが結果として費用対効果は高いです。

インプラントやノンクラスプデンチャーでお困りの方はこの記事を参考になさって下さい。

 

 

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会