ドイツ式入れ歯とインプラントの比較 

ドイツ式入れ歯とインプラントの比較 

最近、インプラント治療を勧められインプラントに迷いを感じていらっしゃる方からドイツ式入れ歯とはどのようなものかというご相談に増えています。

その方々の多くはインプラント治療の恐怖や再治療になった時の不安からドイツ式入れ歯を選択します。虫歯の治療と同じ感覚でインプラント治療を勧める歯科医院が多いように感じます。

インプラントは正しい診断、手術、噛み合わせを考えた被せ物ができれば素晴らしい治療です。これらを兼ね備えている歯科医院を患者様が見つけるのが困難な状況です。

インプラントが怖い、骨粗鬆症などでインプラントが出来ない、インプラントはやりたくない方々にドイツ式入れ歯をご提案しております。

簡単ではありますがドイツ式入れ歯とインプラントの比較を表にしました。ご参考にして下さい。

 

ドイツ式入れ歯

インプラント

身体的リスク

保存不可能な歯の抜歯などの外科処置

インプラントの周囲歯肉が腫れたりした場合はインプラント体の撤去処置手術が必要となる場合がある。撤去後の顎骨は薄くなる可能性があり再度インプラント治療することが難しいケースがある

異物感

慣れるまで時間がかかる

少ない

身体への負担

抜歯が必要なケースを除き手術の必要がなく身体への負担はない

骨にインプラントを埋入するため本数が増えると身体への負担が大きくなる

メインテナンス

最低1日1回外して洗浄する
装着して就寝する

ご自分の歯と同じようにブラッシングするがインプラント部の形態が複雑なことがその場合は細部まできれいにできない

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会