歯のクリーニングの時に使用する研磨剤は大丈夫?

歯のクリーニングの時に使用する研磨剤は大丈夫?

定期的に歯のクリーニングを行ってメインテナンスしている方はその歯科医院で使用している研磨剤によって歯に傷がつきやすくなっているかもしれません。天然の歯は細かい溝があるのでコーヒーや赤ワインなど色の濃いもので着色しやすくなります。またたばこを吸う方はヤニがつきます。これを歯石や歯垢とともに除去します。着色やヤニは歯石を除去する器械だけでは落ちません。研磨剤を使用して落としていきます。粗い研磨剤はヤニなどのしつこい汚れは落ちますが傷がつくので早期にまた着色してしまいます。粗い研磨剤から細かい研磨剤へ2段階で研磨するかエアーフローといって粒子を吹き付けて着色を落として超微粒子の研磨剤で磨き最終仕上げは研磨剤無配合のものを使用し続けていくと着色の頻度が少なくなっていきます。

当院で使用する最終仕上げのペーストは研磨剤無配合でナノ粒子ハイドロキシアパタイトの作用により歯の表面をなめらかにします。なめらかな歯の表面は歯垢や着色が付きにくくなります。

当院でのこのようなクリーニングは保険適用外となります。

 

      

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会