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ドイツ式入れ歯(部分入れ歯)
ドイツ式入れ歯(部分入れ歯)
こちらのページは部分入れ歯に関するページです。 総入れ歯に関するお悩みをお持ちの方はこちらのページをご覧ください。
歯を失ってから「思いっきり笑うことができない」「好きな人、ご家族、友人とのディナー、お子さんの結婚式、何十年ぶりの同窓会での食事が楽しめない」「いつも食べたいものが食べられない」など、日常生活の些細な楽しみや大きなイベントでわくわく感が得られない方に食べることに不安がなかった頃に少しでも戻って欲しいです。
入れ歯治療によって上記のような方々を、お悩みから少しでも解放し日常生活を幸せにお過ごしいただきたいと日々治療に臨んでいます。
歯を失ったときの治療方法の選択肢は大きく分けて3つあります。
さらに入れ歯、ブリッジは保険診療と保険適用外診療(自由診療とも呼ばれます。以下自由診療と表記)に分かれます。
<歯を失ったときの治療の選択肢>
保険診療 |
自由診療 |
|
入れ歯 |
〇 |
〇 |
ブリッジ |
〇 |
〇 |
インプラント |
× |
〇 |
ご自身ではどれを選んでよいのか迷ってしまいますね。
当院の治療のゴール設定は、もちろん「きちんと噛めること」、そして「できるだけ長くご自身の歯を守りながら治療したものができるだけ長く使えるようにしていくこと」です。
患者様のご希望やお口の状態、ご年齢などに応じて、お勧めする治療方法は異なります。例えば、インプラントが第一選択肢であっても、健康状態やご年齢、ライフスタイルなどによって、入れ歯治療をすることもあります。
当院では、インプラント以外の選択肢として、自由診療のブリッジや部分入れ歯をご提供しております。
特に、部分入れ歯の場合は、残っている歯と部分入れ歯ができるだけ長く使用できるようにするため、何かトラブル(抜歯など)が起きたときにも、最初からやり直すのではなく修理しながらお使いいただけるように、また患者様のご希望を伺い治療のメリット・デメリットを考慮し、最善の方法をご提案いたします。
まず入れ歯作りの前にかみ合わせの診査をすることです。
何度入れ歯を作っても入れ歯が合わない、入れ歯にしてから残っている歯がどんどん抜けていくなどの経験はありませんか?
これらの原因はかみ合わせを考慮した入れ歯の設計や製作ができていないのかもしれません。
かみ合わせを考慮した入れ歯作りの最初の診査は以下のような手順が必要です
患者様のお口の型を採り、石膏模型を作り咬合器に付着し診査します。
顔貌写真、全身写真を撮影し左右、前後の歪みをチェックします。これらにレントゲン写真、歯周病や虫歯などの診査を加え入れ歯作製の治療方針を考えます。
患者様のご希望を伺い治療方針をご説明しご理解ご承諾後に治療開始となります。
イーストワン歯科本八幡の部分入れ歯の特徴は 今の入れ歯に不満がある、でもインプラントは嫌という方に選ばれているドイツ式入れ歯 を採用しています。
ドイツ式入れ歯は正確にはドイツで開発された「テレスコープ義歯」という部分入れ歯です。
ドイツ式入れ歯の一番の特徴は金属のバネを使用しないことで、普段から人目を気にせず生活できます。 健康な歯への負担が少なく残っている歯全体で噛む力を受け止めるため歯の失うことへの予防にもなります。
ドイツ式入れ歯のメリット
・金属のバネを使用しないため目立たないので、入れ歯を使用していることが周囲の人にわかりにくい
・食事中や会話中に入れ歯が外れにくい
・入れ歯と歯茎の間に食べ物が入りにくい
・お食事の際に好きなように硬いものが食べられる
・就寝時は付けたまま寝られる(災害などの緊急時にも問題がない)
・インプラントのような大がかりな外科手術が必要ない
・バネを使わないため歯1本にかかる負担を少なくできるので、残っている歯の寿命が延びる
・治療費が高額
・歯を削る
・治療期間が長い
ドイツ式入れ歯の最大の利点は、残っている歯を守れることです。
しかし、「なぜ歯を削るのに歯を守れるのか?」という疑問がよく寄せられます。
人間の口には、上下それぞれ14本の歯があります。例えば、上顎の歯を6本失い、残っている9本の歯が全て神経の生きている歯だとしましょう。
本来、14本の歯は孤立して、体重以上の噛む力を受け止めて噛むことができます。しかし、9本の歯で噛む力を支える必要があります。
そこで、9本の歯を削って冠を被せ、入れ歯によってそれらを繋げてあげることにより、言い換えると残っている歯同士が手をつないで支えることにより、みんなで噛む力を受け止めることができるのです。
つまり、4本の柱を垂直に立てただけでは不安定で屋根を支えられませんが、4本の柱に梁や筋交いによって固定し、屋根を支えることができるのと同じ考え方です。
また、ドイツ式入れ歯は、様々な種類がありますので、数本の歯を失った方から、数本の歯しか残っていない方まで、幅広い症例に対応できます。
コーヌスとは円錐形という意味で残った歯に直接被せる内冠と入れ歯本体に設置した外冠をはめ込んで装着する部分入れ歯です。お茶筒の蓋と胴体の原理で内冠と外冠がお茶筒のようにぴったりはまります。
残っている歯が丈夫な方にお勧めです。
入れ歯に組み込まれている開閉式の鍵(リーゲルレバーといいます)によって入れ歯を出し入れします。
鍵を開けると簡単に取り外せ鍵を閉めると入れ歯を固定します。
残っている歯が弱い方にお勧めです。
※リーゲル(Riegel)とはドイツ語で閂(かんぬき)のことでこれを維持装置として用います)
残っている歯が数本の場合に適応する入れ歯です。残っている歯に内冠、入れ歯本体に外冠をはめ込みます。
入れ歯本体は総入れ歯と同様の形で粘膜に吸着して固定します。残っている歯の負担を最小限に抑えることができ万が一歯が抜けても簡単な修理で入れ歯を使用できます。
残っている歯が少ない場合は総入れ歯の形と同じになり上顎の中央部を覆うことになります。
ここを覆わないと歯があった場所の粘膜が噛む力で吸収が早くなるのを防ぐためです。
違和感等はリハビリにより慣れてきます。
残っている歯が数本の方にお勧めです。
・見た目が気にならないので女性や若い方
・インプラントが怖い方に
・ご自身の歯と部分入れ歯をできるだけ長く使いたい方
・頻繁に入れ歯を作りたくない方
・食べたいものを気にせず食事したい方
・身体の健康(認知症や誤嚥性肺炎など)に気を使っている方
・人生100年時代を健康に楽しく過ごしたい方に
・老後、歯で悩みたくない方
・身体の健康(認知症や誤嚥性肺炎など)に気を使っている方
・人生100年時代を健康に楽しく過ごしたい方に
・老後、歯で悩みたくない方
当院の歯科医師(院長)は、咬み合わせを徹底的に学び、精度の高い入れ歯を制作することに取り組んでいます。
そのために、歯科スタディーグループであるIPSG包括歯科医療研究会に所属しており、全国で約20名のVIP会員の一員です。
このグループでは、毎月2回、入れ歯技術を研鑽する研修会や症例検討会を開催しています。
このような活動を通じて、最新の技術や知識を習得し、患者様により良い治療を提供するために努めています。
当院では、患者様に最適な入れ歯を提供するために、歯科技工士との密な連携に注力しています。
提携している歯科技工士とは綿密なコミュニケーションを図り、患者様の歯の状態や希望に合わせた入れ歯を製作しています。最新のデジタル技術を駆使し、より精密で高品質な入れ歯を作成することができます。
さらに、入れ歯の適合確認や調整も細やかに行い、患者様が安心して入れ歯を使用できるよう、より良い入れ歯治療を提供しています。
かつて日本でも流行したドイツ式入れ歯。しかし、その後、コーヌステレスコープの間違った使用方法が横行し、その評判は急落。十年間ほどで廃れてしまいました。
しかし、私の師匠である元日本歯科大学歯学部教授・稲葉繁先生は、西ドイツのチュービンゲン大学で留学中、ドイツでのテレスコープシステムの正しい知識と技術を習得しました。
私自身も稲葉先生からドイツで実践されているテレスコープ義歯の製作方法を学び、正しい使用方法を確認してきました。その結果、30年以上もの長期的な使用に耐える多くの症例を目にすることができ、入れ歯の品質向上につながる可能性を確信しました。
しかしながら、テレスコープ義歯の製作には、熟練した歯科技工士の協力が必要不可欠です。
提携している技工所の京王歯研様は、稲葉先生によるご指導の下、高度な技術力を持ち合わせた歯科技工士たちが集まる場所です。
テレスコープ義歯の製作には、高度な技術を持つ歯科技工士たちが、特殊な器具を駆使し、精密な加工を施します。そのため、テレスコープ義歯を製作できるのは、限られた熟練した技工所だけです。
歯科医師と歯科技工士が力を合わせ、お互いの専門知識を共有し、それぞれの患者様に最適なテレスコープ義歯を設計・製作していくことが、入れ歯治療の成功につながるのです。
あなたの入れ歯は、専門的な知識と技術を持った、歯科医師と歯科技工士によって製作されるべきです。
是非、私たちにお任せください。