◆ 治療前のお悩み
50代女性/東京都在住
歯の痛みをきっかけに来院されましたが、
「前に通っていた歯科医院でドイツ式入れ歯(テレスコープ義歯)を勧められていた」とのこと。
ネットで当院を見つけ、「しっかり噛めて長く使える入れ歯にしたい」とご相談にいらっしゃいました。
診察の結果
・上顎の残っている歯は10本あり、そのうち1本は保存が困難な状態
・残っている歯には神経の生きている歯が多く、支台として噛む力を支えられる状態
◆ ご提案した治療法:コーヌステレスコープ義歯
保存が困難な1本を抜歯し、残る9本を支台としたコーヌステレスコープ義歯を設計しました。
内冠と外冠のお茶筒の蓋の原理のように維持力を得る構造で、金属のバネを使用しません。
神経の生きている歯が多く残っていたため、それらを支台として噛む力を分散させる設計を
選択しています。
◆ Before/After
【Before】かみ合わせが不安定で、片側でのみで噛むことに偏っていた状態
【After】残存歯9本を支台としたコーヌステレスコープを装着した状態
◆ 治療経過
初診時はかみ合わせが不安定で、片側での食事に偏っている状態でした。
治療後は両側での噛むことが可能になり、入れ歯の安定感も良好です。
入れ歯の出し入れには練習を要しましたが、現在は問題なく管理されています。
定期的なメインテナンスへ移行しています。
◆ 治療内容・費用
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療部位 | 上顎(残存歯9本) |
| 治療内容 | コーヌステレスコープ義歯 |
| 治療期間 | 約6か月 |
| 費用 (税込) |
3,062,400円 (2022年当時)※ |
| リスク 副作用 |
・支えとなる天然歯を削合します。しばらく凍みることがあります ・入れ歯は慣れるまで時間を要し、初期は着脱の練習が必要です ・虫歯・歯周病予防のため、定期検診と清掃が必要です ・噛む感覚はご自身の歯とは異なります ・支台歯の状態により、長期的な安定性が変わります |
※記載の費用は治療当時の費用です。現在の料金は最新の料金ページをご覧ください。
※本症例は自由診療(保険適用外)です。
※コーヌステレスコープは金合金を使用するため、金相場の影響を受けます。2025年から
2026年にかけて金の価格が大きく上昇したため、現在の費用は当時より高くなっております。
◆ 院長より
片側だけで噛む状態が続くと、その側の歯に負担が集中し、残っている歯の寿命に影響する
ことがあります。
今回は神経の生きている歯が多く残っていたため、それらを支台として力を分散させる設計を
選びました。コーヌステレスコープは内冠と外冠の嵌合で維持するため、金属のバネを使わずに
済みます。
ただし支台歯を削る必要があり、金合金を使用するため費用は金相場の影響を受けます。
◆ まとめ
片側でしか噛めない、噛み合わせが不安定という方は、一度ご相談ください。
※適応は口腔内の状態によって異なります。診査のうえでご提案いたします。