【歯のホワイトニング】現役歯科医師が解説します!

【歯のホワイトニング】現役歯科医師が解説します!

これから結婚式を挙げる、就職の面接をする、営業や接客の仕事をしているなど好感度アップしたい方に歯のホワイトニングをお勧めします。

歯を白くすることで素敵な笑顔になり好印象を与えることができます。

ホワイトニングは歯を漂白して白く美しい歯にするアメリカ発祥の施術です。

この記事ではホワイトニングの種類や行う際の注意点などを解説します。

1章:ホワイトニングの種類

ホワイトニングは歯の内側の変色を歯の表面に薬剤を置いて色素を分解する薬剤の効果で歯を白くする施術です。

ホワイトニングにはホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類あります。

1-1:ホームホワイトニング

ご自宅で専用のトレーにホワイトニング薬剤を入れお口に装着して歯を白くします。

専用のトレーは事前に型を採り作製しておく必要があります。(当院で取り扱うホームホワイトニングはその必要はありません。)

<メリット>

・好きな時間にできる

・白さが長持ちする

<デメリット>

・効果が出るまで時間がかかる

・ホワイトニング剤を入れたマウスピースを装着する時間が長い

1-2:オフィスホワイトニング

歯科医院にてホワイトニング剤を歯の表面に塗布し特殊な光を照射して歯を白くします。

<メリット>

・短時間で歯が白くなる

<デメリット>

・ホワイトニング剤の濃度が濃いので施術中や施術後にしみることがる

・後戻りが早い

1-3:デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したものです。

ホワイトニングの効果は持続しないので歯の白さを安定させたい方向けです。

2章:ホワイトニングの注意点

ホワイトニングを行う際には以下の注意点があります。

・虫歯や歯周病のある方は治療を優先します。

・歯の質に個人差があるためホワイトニング効果にも個人差があります。

・ホワイトニングで得られた白さは持続するものではなく次第に元の色に戻ります。

・施術後24時間は着色しやすい飲食物は避けて下さい。

・施術後に凍みることがあります。

・施術できない、効果が期待できないケースがあります。

無カタラーゼ症、喘息、妊娠中、授乳中の方、ヘルペス、18歳以下の方、詰め物や被せ物、神経をとっている歯

3章:ホワイトニングの流れ

1、カウンセリング:ホワイトニングの説明、ご希望の白さ、不安な点など詳しくお伺いします。

2、お口の中の検査とクリーニング:虫歯や歯周病の検査と歯の表面のクリーニングをします。

 ホームホワイトニングの場合は歯型を採りマウスピース作製の準備をします。

3、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング

(1)ホームホワイトニング:ホームホワイトニングの説明をしてキッドをお渡しします。

(2)オフィスホワイトニング:歯茎保護剤を行い歯の表面に薬剤を塗布し光照射して歯を白くしていきます。

まとめ

歯のホワイトニングは歯が白くなっても後戻りするため白髪染めで定期的に美容院に通うようにホワイトニングも歯の白さを保つために定期的に歯科医院に通う必要があります。

定期的に通うことによってお口の中をチェックでき虫歯などを早期発見できるメリットがありますが結婚式などのイベントの時だけ白くしたい方はその時だけホワイトニングを行うのも良いでしょう。

事前のお口の中のチェックで虫歯や歯周病がある場合はすぐにホワイトニングができないためまずは余裕をもって歯科医院を受診してすぐにできるようにしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会