合わない入れ歯で食事ができないとどうなりますか?

合わない入れ歯で食事ができないとどうなりますか?

 

合わない入れ歯を使っているとまず顎の関節がずれて顎関節症の原因になります。部分入れ歯をお使いの方は顎関節症や残っている歯がぐらぐらになってしまうかもしれません。お身体のことを考えると身体のバランスが崩れますので転倒しやすくなります。
そしておそらく柔らかい物しか食べられないので咀嚼回数も少なくなり脳への血流が減るため認知症になりやすくなります。骨折の予防のためにカルシウムを摂取すると良いことは知られていますが骨を強くするためにはカルシウムだけなくたんぱく質が骨を作る重要な栄養素です。合わない入れ歯を入れている方はお肉は食べられないことが多いと思います。たんぱく質の食事を摂りごたえのあるものを食べ転倒による骨折と認知症を予防しましょう。

 

   

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会