矯正治療が終わったら…

 

現在のコロナ禍で歯列矯正が流行っているそうです。理由はマスク生活で口元を隠せるから今のうちに綺麗にしておきたいから。

そもそも歯列矯正は噛み合わせの問題を改善するための治療であり美容目的ではありません。噛み合わせという機能の問題を解決すると自然にきれいに歯が並ぶのです。ただし歯列矯正で歯の位置を正しい位置に戻すといままで噛んでた歯のすり減ってしまった部分が噛み合わないことがあります。正しい位置で噛んでるのに1本1本の歯が噛み合わなくて隙間が空いてしまう歯がでてきます。

そのような歯は被せ物をして個々の歯をきちんと噛み合わせていかないと後戻りしてしまいます。逆に噛んだ時に強く当たる部分もでてきますのでそういった歯は少し削って微調整します。

歯列矯正が終了し1年ほど経過したら嚙み合わせをチェックして個々の歯を理想的に噛み合うようにしていくことが本来の歯列矯正のゴールです。

 

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会