【自費の入れ歯のひとつであるノンクラスプデンチャーについて】現役歯科医師が解説します

query_builder 2024/09/25

最近、多くのノンクラスプデンチャーをお使いの患者様がお越しになります。

なぜならその入れ歯を支えている歯が抜けた、折れたために来院されるのです。


この記事では「自費の部分入れ歯であるノンクラスプデンチャー」についてご説明します。

ノンクラスプデンチャーの事を理解した上でご自分に合った入れ歯を選ぶ際の参考になさってください。


1、入れ歯とは

失った歯を補うもので部分入れ歯と総入れ歯に大きく分類されます。

部分入れ歯は歯を1本失ったケースから1本しかないケースまで対応します。総入れ歯は歯が1本もないケースに対応します。

そして、それぞれ保険診療内でできるものとできないもの(自費診療)があります。


2、部分入れ歯の主な特徴

・取り外して使用する

・慣れるまで時間がかかる

・最初は違和感を感じる

・残っている歯に入れ歯が外れない仕組みを設ける


3、ノンクラスプデンチャー

この章ではノンクラスプデンチャーについて解説します。

ノンクラスプデンチャーはクラスプに金属を使用しない部分入れ歯の総称です。


写真のような部分入れ歯のクラスプに金属を使用すると笑ったときに目立つことが多いので金属を使用しない部分入れ歯のことです。



こちらの写真のようにクラスプが金属ではなくピンク色の歯茎部分が延長されクラスプの役目(入れ歯がはずれないように)をします。


3-1:ノンクラスプデンチャーの主な特徴

・金属を使用しないので目立たない

・金属アレルギーの方に安心して使用できる


3-2:ノンクラスプデンチャーの欠点

・入れ歯自体に使用される材料が特殊なため壊れたときに修理が難しい

・その特殊な材料は汚れが付きやすく落ちにくいのでお口の中が不衛生になる

・クラスプの掛る歯の寿命が短くなる

・クラスプの掛る歯の歯茎が赤くなり炎症を起こしやすい

・耐久性が低いため2,3年が寿命となる

・ノンクラスプデンチャーができないことがある


4、まとめ

自費の部分入れ歯のノンクラスプデンチャーは金属を使用しないため目立たない入れ歯です。しかしその耐久性は低く10年20年使用できる入れ歯ではありません。

あなたの理想の姿や希望によって選択肢が変わりますのでこの記事を参考になさってください。


あなたに合う歯医者さんが見つかりますように。





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イーストワン歯科本八幡

住所:千葉県市川市八幡3-19-1

京成八幡WESTCOURT 2F

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