歯周病と糖尿病の密接な関係、、、

糖尿病にかかっている 方で病院で治療を受けている方ご自身の血糖値を知っていますか?

薬を服用していても血糖値やヘモグロビンA1cの値が基準値より高いままですと歯周病で歯が痛くて抜いてほしいとお願いされても抜けません。それは糖尿病で血糖値が高い状態で抜歯をすると感染しやすく治癒が遅れるまたはさらに化膿するからです。

糖尿病になると
血管がもろくなる
血液のめぐりが悪くなる
身体の抵抗力が弱くなる

歯周病菌に感染しやすくなる

歯周病になる(歯周病の人は糖尿病の治療が困難になりやすい)

歯周病菌の毒素や炎症を起こす物質が
増加

血液中にインスリンの働きを妨げる
たんぱく質が増加

インスリンの薬の効き目が悪くなる

糖尿病(糖尿病の人は歯周病になりやすく重症化しやすい)

このようなサイクルで歯周病と糖尿病が悪化します。両方の治療で血糖値やヘモグロビンA1cの数値を安定させていく必要があります。糖尿病は他にも網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞などの合併症が現れる怖い病気です。

自覚症状がないからといって決して油断できません。日ごろから歯科医院で歯のケアをしましょう。

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会