テレスコープ義歯はどこから来たの?

テレスコープ義歯はどこから来たの?

    

テレスコープ義歯はドイツが発祥です。テレスコープ義歯は1886年(日本では伊勢丹呉服店が開店)にドイツでブリッジ(という被せ物)の装置として用いられたのが最初です。その後1889年にテレスコープを応用した様々な取り外しの入れ歯が考案されていますので現在のテレスコープ義歯の歴史は135年になります。(インプラントが人に使用されたのは1965年です)私が師事している稲葉繁先生は1978年にドイツに留学され西ドイツチュービンゲン大学でE.Koerber教授の下で客員教授を務めました。そしてテレスコープ義歯のノウハウを日本に持ち帰って来られました。

1980年代に日本でもテレスコープ義歯が行われていましたが入れ歯の設計や入れ歯を支える歯の状態、使用する金属、技工の技術など間違った情報が広まって支えの歯が折れるなどトラブルがあってテレスコープ義歯は徐々に廃れていきました。ですが本場ドイツの情報で稲葉先生が作られたテレスコープ義歯は20年、30年保っている症例が多くあります。

私は訪問歯科を経験しお口の中に多くのインプラントが入っている介護を受けている方の悲惨なお口の中をみてとても考えさせられました。そんな中、稲葉先生が顧問をされているIPSG包括歯科医療研究会に入会しテレスコープ義歯をはじめ総義歯、顎関節症、摂食嚥下など様々なことを学びVIP会員(稲葉先生の許可がないとなれません)になり現在も隔週木曜日に稲葉先生のご指導を受けています。インプラントという言葉は浸透していますが歴史は浅いです。
テレスコープ義歯はほとんど知られていませんが歴史は長いのです。

ドイツでは良いものを長く使うために初期投資を惜しみません。日本の保険の入れ歯は半年に1度作り変えることができますが
合わない入れ歯を何度も作り変えるたびに通院の労力、時間、材料を無駄にしているのです。

良く噛めて噛め見た目も美しいテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は修理しながら長くお使いいただけます。

 

    

 

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会