大事な奥歯が抜けた場合のテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)

大事な奥歯が抜けた場合のテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)

一番奥の歯と奥から二番目の歯は「大臼歯」といいます。手の親指と同じくらい大事です。アメリカでは歯を失うことは指を失うのと同じ感覚だそうです。ですので歯をケアする習慣が定着しています。

この2本の大臼歯を失うと当然奥歯で噛めなくなります。しばらくは不自由を感じますが次第に慣れてきてしまいます。
人間には順応性があるからです。しかしそれは正常ではなく異常な状態なので次第にどこかが悪くなっていきます。
例えば失った歯の相手側の歯が移動して噛み合わせがずれて強くぶつかる歯がぐらぐらになったり失った側の筋肉を使わないので頬のたるみやしわができたり色々な問題が生じてきます。

抜けてしまったら放置せずすぐ治療を受けましょう。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)ではどのようなものが入るのでしょうか?
下の大臼歯2本を失った場合のドイツ式入れ歯

これはテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の中のリーゲルテレスコープと呼ばれるものです。
一番左の写真は内冠をセットした状態です。噛んだ時の力のかかり方を工夫した形態になっています。
真ん中の写真は鍵を開いた状態です。この状態でお口の中に挿入し右の写真のように鍵を閉じて使用します。

金属のバネが見えず見た目に美しいです。そして何より良く噛むことができます。患者様は特に鍵の部分に引っ掛かりもなく
「アワビが食べられた」と喜んでいました。私も嬉しく思います。

ドイツ式入れ歯の治療の流れは

*噛み合わせの診査診断をします
*治療計画を立てテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の設計をします
*仮の歯を作り型取りをします
*テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は二重冠構造なので内冠と呼ばれる一つ目の冠の型取りをします
*外冠と欠損部の型取り、嚙み合わせをとります
*試適(完成前に噛み合わせなどのチェック)
*完成しセットします

セット後は定期的にドイツ式入れ歯とご自身の歯のケアを行います。

 

    

 

筆者プロフィール

著者

イーストワン歯科本八幡
東 郁子

■経歴
  • 平成6年 鶴見大学歯学部 卒業
  • 平成7年 鶴見大学付属病院研修医 修了
  • 平成7年 都内の歯科医院 勤務
  • 平成30年 イーストワン歯科本八幡 開院
■所属学会/スタディグループ
  • ●IPSG包括歯科医療研究会
  • 第2回咬合認定医コース受講 咬合認定医 取得
  • 総義歯の基礎と臨床 受講
  • 顎関節症ライブ実習コース 受講
  • パーシャルデンチャーとテレスコープシステム 理論と実習コース 受講
  • 咬合治療の臨床 受講
  • ●日本臨床歯科医学会
  • レギュラーコース 受講
  • ●顎咬合学会