【自費の入れ歯のひとつである「金属床義歯」について】現役歯科医師が解説します

query_builder 2024/10/02

あなたが歯医者さんで薦められる入れ歯で他の入れ歯とどのように違うのか、自分に合うのかどうかわからないことが多くあるとおもいます。入れ歯の種類はいくつかありますがこの記事では「自費の部分入れ歯の金属床義歯」について説明いたします。入れ歯を選ぶ際の参考にしてください。


1、入れ歯とは

失った歯を補うもので部分入れ歯と総入れ歯に大きく分類されます。

部分入れ歯は歯を1本失ったケースから1本だけ残っているケースまで対応します。総入れ歯は歯が1本もないケースに対応します。

そして、それぞれ保険診療内で作製できるものとできないもの(自費診療)があります。


2、部分入れ歯の主な特徴

・取り外して使用する

・慣れるまで時間がかかる

・最初は違和感を感じる

・残っている歯に入れ歯が外れない仕組みを設ける


3、金属床義歯

 この章では部分入れ歯の金属床義歯を説明いたします。

 金属床義歯は自費診療で作られる入れ歯です。「金属床」は入れ歯の土台となる部分を「床(しょう)」と呼びますがその床が金属で作られます。「義歯」は「入れ歯」のことです。足を失った方は「義足」を作ることがありますがこれと同じ「義」(意味:実物の代わりになる物)という漢字が使われます。


3-1:入れ歯の土台に金属を使う理由

ヒトの噛む力は何キロくらいかご存じですか?

思いっきり噛み締めたときは約70㎏といわれています。

お食事のときは男性で約60㎏、女性で約40㎏です。

歯ぎしりのときは顎骨に500〜1000㎏、歯牙単位で250㎏かかるといわれています。

入れ歯において噛む力に耐える材料が金属なのです。

一般的には入れ歯の人工歯の部分よりも入れ歯の土台部分に力がかかるのでその部分に金属を使用します。


3-2:他に金属は使用しないのでしょうか?

入れ歯を外れないようにするためには「クラスプ」と呼ばれる金属のバネが必要です。

健康な歯にこのクラスプを掛けて入れ歯を外れないようにしています。

このクラスプのデメリットは

・場所によっては笑うと目立つ

・設計や製作が雑だと健康な歯の寿命を短くしてしまう

・食べ物が溜まりやすいので虫歯のリスクが高まる

などが挙げられます。


3-3:金属床義歯の特徴

こちらは上の金属床義歯です。上の場合は中央の部分に一番力が加わるためにプレート上に金属を這わせます。違和感は薄いのでほとんどの場合で慣れてきます。

 笑って見える部分は上のT字状のクラスプになっており笑っても見えない位置にそしてなるべく歯に過度の力が掛からないように設計しています。

金属床義歯の特徴は

保険の入れ歯に比べ薄くでき壊れにくく噛めることです。

欠点として笑って見えにくい部分にはクラスプの金属が露出すること

修理ができない場合が多いことが挙げられます。


4、まとめ

自費の部分入れ歯の金属床義歯は保険内の入れ歯に比較して目立たず薄くできるので違和感が少ないことが特徴です。

ただしクラスプの掛る歯や他の歯が抜けてしまった場合、修理ができないことが多いです。

歯科治療においてお口の中の状態とご自身が歯の治療に何を望まれるのかで選択肢が変わっていきます。この記事を参考になさってください。


あなたに合う歯医者さんが見つかりますように。

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イーストワン歯科本八幡

住所:千葉県市川市八幡3-19-1

京成八幡WESTCOURT 2F

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