【毎日磨いているのに虫歯になってしまう人へ】市川市本八幡の現役歯科医師が解説します!

query_builder 2024/11/06
噛み合わせ 丁寧な治療 女性歯科医師 予防・メンテナンス

毎日磨いているのにどうして虫歯になってしまうのでしょうか?

磨いてる意味ないじゃん!って落ち込みますよね。


安心してください。


その原因がわかれば対処できますのでこの記事を参考にして毎日のケアにお役立てください。


目次

1:虫歯の6つの原因

2:虫歯にならないようにするための対策

3:お勧めのブラッシング方法




1:虫歯の6つの原因

 虫歯の原因には次の6つがあります。

 ①細菌

 ②糖

 ③歯の質

 ④歯並びが悪い

 ⑤唾液が少ない

 ⑥かみ合わせが悪く一部の歯に負担が掛かり過ぎている


①細菌

 お口の中には腸と同じように細菌が住んでいます。善玉菌と悪玉菌がの両方が良いバランスでお口の中にいます。そのバランスが崩れると悪玉菌の中にある虫歯菌が増えると虫歯になります。


②糖

私たちの食事には糖が含まれるものがあります。特にお菓子やジュースに含まれるお砂糖は虫歯菌が酸を産生するときに使われます。酸が長時間、歯にさらされると歯の表面が溶けだし虫歯になります。


③歯の質

歯が作られるときの環境や遺伝も関係してます。生まれながらにして歯の質が弱いと虫歯になりやすい傾向にあります。丈夫な歯を育てるためにはバランスの良い食事が必要です。



④歯並びが悪い

歯並びが悪いと磨けない部分があるので虫歯になりやすいです。


⑤唾液が少ない

唾液はお口の中の自浄作用の働きがあります。また唾液中には歯の再石灰化といって歯の表面を修復する成分があります。唾液が少ないと虫歯のリスクは高くなります。


⑥かみ合わせが悪く一部の歯に負担が掛かり過ぎている

こちらは⑤と関係しているのですが歯並びの悪さはただ単に歯が重なっているだけではなく綺麗な歯並びでも上下の前歯が噛み合っていないなどかみ合わせが悪いと一部の歯に力が掛かり過ぎます。そうすると歯に微細なヒビが入りそこに虫歯菌が侵入してしまいます。


2:虫歯にならないようにするための対策


では、どのようにすれば虫歯にならないようにできるのか説明していきます。

2-1:お口の中の細菌のバランスを崩さないようにする

虫歯になってしまう原因のひとつは細菌ですので虫歯菌を増やさないようにすることです。つまり虫歯菌の餌である糖を減らすことと汚れを落とすことです。


・糖分の入っているお菓子、飲料は決まった時間に飲食する。

 その他の時間の水分補給はお茶やお水など糖分のないもにする。

・リンゴ酢やレモンなど酸性の強い物を避ける。


2-2:歯並びを改善する

歯が重なっていたり上下の前歯が噛み合っていないなど歯並び、かみ合わせに不正がある場合は歯列矯正治療で治しましょう。歯並びやかみ合わせが改善されればどうやっても磨けない部分はなくなります。またかみ合わせが改善されれば噛む力がバランスよく歯に掛りますから虫歯のリスクが軽減されます。


2-3:唾液の力を発揮させる

唾液は加齢に伴い減少します。唾液腺マッサージや当院でご紹介している「エントレ」という器具を使った嚥下トレーニングを行う方法で唾液が出ることもあります。普段の食生活では良く噛むことを意識すると良いでしょう。

2-4:定期的な歯科医院でのクリーニング

歯の質が弱い方は以上のことに加えて定期的に歯科医院でのクリーニングを行い虫歯のチェックをしてもらうことをお勧めします。


3:お勧めのブラッシング方法

3-1:準備する歯磨きグッズ

ブラッシングに必要なものは歯ブラシだけではありません。これからご紹介するものは最低限揃えて欲しいグッズです。


・歯ブラシ

 なるべく小さめのもので幅1.5cm長さ2.0cm程度、毛の硬さは軟らかめ〜ふつう

・デンタルフロス

 柄が付いていないもの。ワックスなしのもの。

・歯間ブラシ

 デンタルフロスでは隙間が開きすぎて汚れが取れない、ブリッジなど繋がった被せ物が入っている方が使用します。

s、ssなどのサイズがありますので歯科医院でサイズを診てもらい購入しましょう。

・歯磨き粉

 フッ素入りのもの。(つぶつぶの粒子が入っているものはお勧めしません。)


3-2:歯磨きのタイミング

歯磨きは基本的に食後ですがお勧めは起床時、朝食、昼食、夕食の食事後の計4回です。

起床時のブラッシング時は歯ブラシと歯磨き粉で磨いてください。

就寝中は生理的に唾液の量が減りますので細菌が多くなっている状態です。それをなるべく排除するためのブラッシングです。


3-3:歯磨きの仕方

・歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように。

・歯にあてる際の力は100g程度(キッチンスケールがありましたら実際に歯ブラシを押し付けてみて体感してみましょう。)

力が強いと汚れはとれません。また毛が開いてしまった歯ブラシは速攻新しく換えましょう。

・歯磨き粉の量は毛の部分の長さと同等か3分の2

・歯と歯茎の境目に毛先をあてる。

・2mm程度の幅で小刻みに動かす。

・右上の奥の表側→上の前歯の表側→左上の奥の表側→左上奥歯の裏側→上の前歯の裏側→右上の奥歯の裏側

といった順番をご自身で決めて磨く。右上の次に左下などあちらこちらに飛ばないようにする。

・上下の前歯の裏側や磨きにくい部分は歯ブラシを縦にして磨く。

・デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間の汚れをとる。

歯ブラシの前に行っても構いません。

・最後に口をゆすぐ際は1,2回で終わらせてください。長くゆすぎすぎるとフッ素の効果が低減します。


まとめ

毎日のブラッシングしているのに虫歯になってしまうという方は意外に

お菓子をつまみながら、砂糖入りコーヒー、カフェオレを飲みながらお仕事などされているのではないでしょうか?

歯の磨き方や食生活などこの記事を参考にできることから始めてみましょう。


 





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イーストワン歯科本八幡

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