【歯を失うと「老け顔」になるのは本当だった。】顎骨と顔の変化を本八幡の歯科医師が解説します

query_builder 2026/06/01
ブログ

「最近、急に老けた気がする」

    —その原因、歯かもしれません


鏡を見るたびに気になるほうれい線。

以前より深くなったシワ。口元のたるみ。

「年齢のせいだから仕方ない」と思っているかもしれませんが、50代のお顔の変化には、スキンケアでは届かないところに原因があるケースが少なくありません。


それが、歯の喪失です。


「歯が1本くらいなくなっても、見えない場所だし大丈夫」 


そう思って放置していた奥歯や、合わない入れ歯をそのまま使い続けている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。


歯を1本失うだけで、顔の骨格は変わりはじめる


歯がなくなると、顔はどう変わるのか。

まず、その仕組みをご説明します。


私たちの顎の骨(歯槽骨)は、歯の根が刺さることで日々刺激を受け、その刺激によって骨の密度と量が保たれています。

言い換えると、歯の根がなくなった場所の骨は、刺激を失って少しずつ溶けていくのです。これを「歯槽骨の吸収」と呼びます。 骨が溶ける速度は個人差がありますが、抜歯後1年で歯槽骨の高さが約4mm減少するというデータもあります。そして骨が減ると、その上を覆う歯茎も下がり、顔の輪郭を支えていた「土台」が失われていきます。

さらに問題なのは咬み合わせの崩壊です。 歯が1本なくなると、隣の歯が傾いたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきたりと、口の中全体のバランスが崩れはじめます。

すると、下顎の位置が変わり、顔の左右差や口元の高さ(垂直的高径)が変化します。

この「かみ合わせの高さが下がる」現象こそが、口元がつぼまって見える、ほうれい線が深くなる、下顔面が短くなるという「老け顔」の正体です。

口の周りには口輪筋をはじめ多くの筋肉があり、歯と咬み合わせによって支えられています。その支えが失われると、筋肉はたるみ、顔全体が「落ちて」いくのです。


放置すると、取り返しのつかない変化が進む


「まだそこまでひどくない」と感じている方にこそ、知ってほしいことがあります。


顎骨の吸収は、時間が経つほど加速します。


1本の歯を失ってから数年後には骨の量が大幅に減少し、その状態でインプラントや精密入れ歯などの根本的な治療を検討しても、骨が足りずに選択肢が狭まってしまうケースがあります。

顔のたるみや筋肉の変化も、長期間放置すれば元に戻りにくくなります。 また、噛める場所が減ることで食事が偏り、栄養状態の悪化・消化器への負担増加・さらには認知症リスクとの関連も研究で指摘されています。

「顔の見た目」だけの問題ではないのです。

合わない入れ歯を使い続けることも同様です。咬み合わせが安定していない入れ歯は、骨の吸収を食い止めることができず、むしろ粘膜を傷つけながら骨を削っていく原因になります。


顔の変化を止める鍵は「骨に刺激を届けること」


では、どうすれば老け顔の進行を防げるのか。

答えはシンプルです。

歯の根が担っていた「骨への刺激」を再現すること

——これに尽きます。

現時点でもっともその再現性が高い治療がインプラントです。

チタン製の人工歯根を顎骨に埋め込むことで、天然歯に近い咬合力と刺激を骨に伝え、骨吸収を抑制します。見た目、機能ともに天然歯に近い状態を長期間維持できる点が、入れ歯との最大の違いです。

ただし、インプラントは全員に適応できるわけではありません。骨の量が少ない方、全身疾患をお持ちの方、骨粗しょう症の薬を服用中の方などは、事前に精密な検査と医科との連携が必要です。

インプラントが難しい場合でも、精密に設計された自費の入れ歯であれば、咬み合わせの高さを正確に回復し、顔の変化を最小限に抑えることが可能です。保険の入れ歯との違いは「合うかどうか」という感覚的な話ではなく適切に設計された入れ歯を仮合わせの段階で患者様と一緒に確認して作製していきます。


こんな方は、今すぐ一度、口の中を確認してください


次のいずれかに当てはまる方は、顎骨の変化や咬み合わせの崩壊がすでに始まっている可能性があります。


・  奥歯が1本以上ない、または抜いたまま放置している

・今の入れ歯が外れやすい、または噛むと痛い

・最近、口元のたるみやほうれい線が気になりはじめた

・食事の際、左右どちらかでしか噛んでいない

・顔の左右差が以前より気になるようになった


「老け顔が気になりはじめた今」が、一番早いタイミングです


顔のたるみやシワは、コスメやエステで表面からアプローチするだけでは限界があります。口元・下顔面の変化は、歯と咬み合わせという「内側の構造」から整えることではじめて根本から変わります。

当院では、お口の状態と顎骨の状態を詳しく確認した上で、精密入れ歯、ドイツ式テレスコープ義歯、インプラントなど、一人ひとりに合った治療のご提案をしています。

「まだそこまで深刻ではないかも」という段階でのご相談こそ、選択肢が広く残っています。 気になる方は、まずは検査・カウンセリングだけでも構いません。

「歯のことで老け顔が心配」というお気持ち、遠慮なくお話しください。



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イーストワン歯科本八幡

住所:千葉県市川市八幡3-19-1

京成八幡WESTCOURT 2F

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